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地方から青山ファーマーズマーケットに出店するには その②

青山ファーマーズマーケットに出店するようになり3年目、出店回数は60回近くなりました。出店のコツをお伝えします!その①はコチラ。今回の記事は出店前日~当日の準備!
記事中お伝えするコツは、自分で気が付いたこともありますし、ベテランの出店者さんやマーケットの事務局の方に教えてもらったこともあります。記事を読んで出店の流れを押さえ出店への第一歩を踏み出したのちは、皆さんがそれぞれのやり方に合わせた方法を作られることをお勧めします!

出店が決まってから当日までの準備

【商品準備】
食品の場合、食品表示の決まりがあります。裏書ですね。詳しくはマーケットの公式サイトを見てレギュレーションに基づいて記載しましょう。
各商品における数量の決め方ですが…。悩ましいところです…!地元でも売れ筋のものは自信もって数揃えていいと思います。控えめになる気持ちもありますが、早々に売り切れて売り逃しも辛いところ。ただものは考え様で早めに売り切って撤収して遊んで帰るのもあり。

【出店体制の構築】
当日何人体制で出店するのか。1人出店も、しようと思えばできます。ただ結構過酷です。一日立ちっぱなしだし、ご飯やトイレの休憩もまともにとれない。慣れてくるまではせめて土曜日だけでも最低2人で行ったほうが良いと思います。最初から一人はテンパりますしミスする可能性もあります。お客さんとのトークもマルシェの醍醐味です。ほかの出店者との交流も楽しい。このあたりは前回も触れましたが、何を目的とするかによって変わるかも。経費を抑えたいのであれば一人ですし、会計や受け渡しを他の人に任せて自分はひたすらお客さんとのコミュニケーションを大事にする、というのもありです。会計、袋詰め、接客など役割分担を決めましょう。

【交通手段の検討】
地方からの出店者の多くは自家用車だと思います。おすすめは車です。軽くてかさばらない商品なら電車移動でスーツケースで会場に持ってくることもできますが、やはり車が便利。出店者のみが駐車できる場所が会場の裏手にあり、一日2,000円で借りられます。近くのコインパーキングは一日借りると3,500円と高い!駐車場の利用は出展申し込みの時に同時に申し込みます。

【商品ディスプレイの決定】
コツは4点!
①目立つこと。
たくさんの個性的な出店者がいる会場内、目を引きお客さんの足をとめことが売上につながります。農家の売り場スペースに並ぶ赤い大根やカブ、ミカンやリンゴ、イチゴの…目立つことと言ったら!葉物の緑も良いですね。赤、オレンジ、黄色、緑は目を引きます。デカいキノコや、うちで言うと自然薯なんかも目立ちます。お客さんが目立つ商品の前で足を止めてくれるので話しかけるきっかけになります。
どうしても商品が暗い色になりがち…。という人もあると思います。それは仕方がないので、かざりやパンフレット、什器等で色を配置するのもありです。

②価格の安い、手の出しやすい商品も作ること。
いまなんでも値上がりしてますよね。お菓子作るにも、農作物作るにも原材料燃料が高騰してるので値段が高くなるのはしょうがないこと。ただ、量を減らしたりして手に取りやすい価格の物も作りましょう。主力は500円、その手前に300円の商品を並べる。などすると、これまた足を止めてくれる率アップ。

③キャッシュレス決済の方法を掲示すること。
エアペイは申し込むと各支払方法のロゴが書いてあるポップを、ポップスタンド付きで送ってくれます。分かりやすいところに掲示しましょう。キャッシュレスでイケるなら買う、という人がけっこういらっしゃるので大事です。

④オリジナルの旗や布、看板を飾ること。
出店していて嬉しいのがリピーターさんが買いに来てくれること。お店のロゴを頼りにリピートしてもらうためにも旗や看板があるといいです。マーケットが貸してくれる什器は素材が木です。パッと見はナチュラルでいい雰囲気なんですが、この上に商品を並べるとちょっとぼやけて見えてしまいます。布を引いた上に商品を並べると目だって目を引きやすくなります。

ディスプレイの仕方は永久の課題です。青山ファーマーズマーケットのInstagramをフォローして、ほかの出展者さんがどんなディスプレイをしているか、徹底的に調査して参考にしましょう。

【荷物の発送】
商品や荷物は発送して会場で受け取ることもできます。
特に初出店の時はあれもこれも持っていきたくなって陥りがちなんですが、荷物がたくさんあって持っていけない事があります。また出発までに商品が準備できない場合もあると思います。そんな時は宅配業者を使いましょう。土日が本番なわけですが、金曜日の夕方6時頃までにヤマトに持ち込めば、翌日土曜日の朝10時までに新潟から青山ファーマーズマーケットの会場まで届けてくれます。出店当日、会場で設営しながら届いた商品を陳列するって感じ。おそらく佐川も大丈夫なはず。お付き合いのある宅配業者に聞いてみましょう。

その他、事前に準備した方がいいもの

【接客の練習】
お客さんに声をかける練習をしましょう。呼び込みのセリフを考え、流暢に口に出せるよう練習する。例えばうちでは「新潟のお米と自然薯、カフェのお菓子はいかがですか」「山あいの集落で農業とカフェを営んでいます。今日はその両方の商品を持ってきています」など。
商品の特徴、自店舗の売り、商品にかける思いなどを説明できるようにする。このとき注意したいのは、商品のスペックを並べるだけではなく、その商品を手にすることで、お客さんがどう幸せになれるかを伝えることです。
笑顔も大事です。表情を作る練習をしましょう。接客の仕方で売上も大きく変わります。とは申しても、硬くならずお客さんとの会話を楽しみましょう。「マーケットにはよくいらっしゃるんですか」「今日は何を買いに来たんですか」など、お客さんへの質問もしてみましょう。

【宿泊場所】
コロナが明けてインバウンドなどで東京のホテルが取りづらいようです。宿の手配は早めにしましょう。会場周辺のホテルはめちゃくちゃ高いので、上野あたりのカプセルホテルなどがおすすめ。商品や車は会場に置いておくこともできると思います。車の駐車については事務局に相談してみてください。

ふう…。
また長くなってしまいました…。
次回は出店当日編!