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たくさんの靴、旅人を囲む喜び

2/17(土) 善根宿NITE vol.6を開催しました!
ゲストは株式会社SANCHAI 仲 琴舞貴さん。
ヒマラヤの品種改良前のピーナッツを材料にしたピーナッツバターを作っています。
詳細はこちら

当日、仲さんは青山ファーマーズマーケットに出店していました。15:30に表参道発、18:00前に長岡着。長岡へ迎えに行きました。
仲さんと出会って数年。ようやく当地にお招きできました。遠方から来たお客さんを駅まで迎えに行くのって楽しい!新潟の土地の印象や新幹線での移動の話、イベントでの段取りを話しながら小清水に向かいます。
仲さんの経歴を少し聞きながら、トーク内容を考えつつ「今年の新潟は雪が少ないんですよ」なんて話しながら。

会場のInUteroに着くともうお客さんは全員入っていて。入口にたくさんの靴が並んでいました。主催者としてはホッとしましたし、旅人である仲さんを大人数で囲えることが誇らしく思えてました。

プロジェクターがうまく投影できないなどのイレギュラーはありつつも、トークには花が咲きました。遠いヒマラヤのふもとにあるネパールの話を聞く。ピーナッツを栽培しているところは首都から300㎞くらい離れている、標高はどれくらい…なんて話を聞きながら遠い国のことを妄想する。小清水から遠く離れた異国の土地の話を聞くのはなんだか不思議な感覚でした。

青山ファーマーズマーケットでのエピソードでは、お客さんと生産者の方の交流について話してくれました。その小さな子どものお客さんはサンチャイのピーナッツバターが大好き。その子がピーナッツバターをおいしそうに食べる写真をネパールの従業員に見せたところ大喜び。ピーナッツバターを食べて大喜びしている姿を、青山でまた子どもに見せてあげる。ピーナッツバターを介して幸せが循環し、さらに増幅する。幸せの往復のあいだにいられて幸せです、と仲さんはおっしゃっていました。

一方、課題についても。ネパール国内は勉強したり働いたりするところが少ないらしく、お金のある人や教養のある人はほとんど国外に出てしまうそうです。そして一度国外に出るとほとんどが戻ってこないと。まるで日本の地方と東京のような関係だなと感じました。同時に日本は地方と東京という、場合によっては対立関係のように語られることもあるけど、国外に出ずとも日本国内で出稼ぎのようなことができるのは、恵まれているなぁと感じました。

個人的にとても面白かったエピソードは、仲さんとお父さんの関係。
お父さんから「人ができないことをやれ、他人がやったことないことをやれ」と言われ育ったそうです。なんという英才教育…。自分も娘に語り掛けるべき言葉をもっともっと持ちたい…。そう思ったエピソードでした。

自分の信じることにフルスウィングする仲さんは「集中してできることがあるっていうのは、幸せなこと」とおっしゃっていました。
かっこよかったー!共感しまくりでした!お客さんも、スタッフもみんなそれぞれ思ったことがあったと思います。話し足りなかった…。皆さんもそう思ったんじゃないでしょうか?
仲さんは青山ファーマーズマーケットに出店もされているので、東京行ったときはぜひ遊びに行ってみてくださいね
公式サイトはコチラ

ありがとうございました!