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集落と農業

昼間は晴れると暑くなりますが、朝夕はだいぶ涼しくなりました。
間もなく稲刈りが始まります。まずは早生品種の「こしいぶき」から。小清水の稲刈りは、その後「春陽」「越神楽」「こしひかり」と続きます。

先般の静岡県の土砂災害はとても胸が痛みました。近年、毎年のように水害が発生しています。小清水の中でも、軽微ではありますが、田んぼの畦が抜けてしまったところがあります。

田んぼで稲を育てるには、水をたくさん使います。小清水のような中山間地では山から直接、水を取ってきています。平場のように川の堰から取るのではなく。

山に降った雨が森林を通り沢を作り田んぼに流れ、最後には海に辿り着く。

中山間地では水源の管理は自分達でしなければいけません。水源までの草刈り、用水路の管理、畦が抜けないようネズミの穴を見回り。

昔のように山に入る人が少なくなったから、山はどんどん荒れていってしまっています。管理が行き届かなくなると、水源の確保も難しくなります。また水害も発生しやすくなるかもしれません。

田んぼあっての集落。課題はたくさんありますが、その前線にいる農家として、知恵を絞っていきたいです。