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このまちにカッコいいものは必要ないですか?

森ゆれるのイベント出店から一か月以上経ちましたが、思ったことを綴ります。
思ったことをストレートに表現したいので、「ですます」調ではありませんがご了承ください。

2023年10月28日、森ゆれる初日。
イベントは開始直前からかなり雨が降り始め、過酷な始まりとなった。
イーリーカフェの出店しているテントから会場を眺めるものの、お客さんの数もまばら。
出展者としても、一参加者としても、「いったいどうなるんだ…」と暗い気持ちになるが、次第に雨が止み始める。
スペシャルアザーズや田我流のとき、雨は止んでいた。

過酷な環境にめげず会場にいた人のみ、見ることができたステージだった。
会場に来るのをやめた人が大勢いるなか、偶然にも、意思を持った人がその場に居合わせて見られたパフォーマンス。
雨予報だったにもかかわらずここぞという時、雨は降らなかった。
会場から2キロほどの地点の道路は、水たまりができるほどの土砂降りにも関わらず。
祝福されていると思った。

ゆうぎという場所もよかった。
トイレもきれいで足元はほとんどが舗装されていて、ぬかるみも少ない。
初開催とは思えないほどの出来栄え。

まちのひとはこれを育てなければいけないと思った。
もっと柏崎の人が盛り上げて次回以降も開催できるようになったらいいのに。
今後も開催できるのか、シーンが盛り上がるのか。
まちに住む人たちにかかってる。

リスクしょってやっている人がいて初めて、俺たちは楽しむことができる。
アーティストは命をかけて、表現者として演奏をしている。
一方で、まちの人は単なる「消費者」「お客さん」でいいのか。
柏崎であのメンツはマニアック過ぎてお客さんが集まらないといった意見も聞いた。
イーリーカフェもたまに「柏崎でこの値段は高い」と言われることがある。
自分たちのまちをそんなに安く見積もらなくていいのに…と思う。

旨いもの、素敵なもの、面白いものがあるのだから、そこに出す金額は惜しまないでほしい。
寄付をください、と言っているわけではないのだから。

田我流の「センチメンタルジャーニー」がいみじくも言い表している。

ローカルのシャッター街
打つイベント甘くはない
確実に赤なのに 笑ってるオーガナイザー
仲間はもう辞めたーとか死んだーとか塀の中
高い代償払いながら俺たちは日々に抗う
遊び場もタダじゃない 今必要サポートが
落としてけ地元に金 回してけ自由な夢
OPENのDJからエントランス それにPA
ホームボーイズにリスペクト
呼んでくれてありがとう