山あいのカフェ ５周年

イーリーカフェは今月、オープン５周年を迎えます。
オープンしてからたくさんの方々に支えられて、ここまで来られました。ありがとうございます。

カフェのオープンは「集落を100年後まで残したい」と思う私たちにとって、とても大きな一歩となりました。それまでもイベントや移動式ピザ窯などをやっていましたが、カフェは異次元のステップ。

2016年9月13日のオープン直前、私(オーナー)は怖くて怖くて仕方がありませんでした。

料理の味付けは大丈夫か。
値段は妥当か。
オペレーションは回るか。

初めての飲食店経営にビビりまくってました。

なぜイーリーカフェは今まで続けてこられたのでしょう。

小清水集落でオープンできたから。
よく人から「よくこんな立地でカフェをオープンしましたね」と言われます。しかし私には、ここでカフェをやってお客さんが来ないというイメージは沸きませんでした。ここには唯一無二の伝説や物語がある。山あいの一本道の一番奥という地勢。集落の人たちが色々な形で支えてくれる。カフェをやることがゴールではなく、集落を存続させることがゴールということ。裸一貫でカフェをやっているのではなく、小清水集落に支えられているからだと思います。

時代が後押ししてくれたから。
SNSの力は偉大です。今でもそうですが、イーリーカフェはインスタグラムを見てきてくれる人が本当に多い。オープン前からコツコツ書いていたブログの効果も大きかったように思います。地方創生の時代と言われる現在ですが、この時代にSNSというツールがあることは私たちにとって追い風です。テレビや雑誌の取材も反響がすごかったです。

家族、仲間たちの気合・根性があったから。
飲食店はけっこう厳しい業界です。朝から夕方まで立ちっぱなし、休憩なし、昼ご飯なし。私も田んぼ仕事を終えて帰ってきてから夜中まで仕込みをしていました。理想を目指してオープンした裏側には気合と根性の世界がありました。お店の表だけでなくバックヤード業務を支えてくれた人もいます。子どもたちの笑顔にも助けられました。

プロフェッショナルたちのサポートがあったから。
私たちはお店を営業するのが仕事です。自分達でコンセプトやメニューは考えますが、それを形にするためにはプロフェッショナルたちの助けが必要です。納屋からカフェへ改装する、食材を仕入れる、ロゴを作る、ECサイトを開設する、小清水のお酒を造る、駐車場を作る。自分達ではできないことを、たくさんの人たちがやってくれました。想いに共感してくれて、期待以上のサポートをくださったからです。

オープンから今日まで、あっという間だった気もするし、遠い過去の様な気もします。

ありがとうございました。小清水集落がこれからも存続していくように。自分達しかできない仕事を楽しみ尽くしながら。感謝を忘れずに。これからもよろしくお願いいたします。

今月はアニバーサリーマンスということで、以下の企画を実施します。

①アニバーサリーランチ
人気の月替りランチがいつもより特別に。
5周年を記念して、「小清水野菜のおかず」が通常の3種類から5種類になります。
②米粉クッキー「たから」プチギフト
小清水産米粉を使用したクッキー「たから」のプチギフトをプレゼント。オンラインから税込1,000円以上(送料別)購入頂いたお客様、店頭でテイクアウトドリンク除く焼き菓子やコーヒーなどのパッケージ商品を税込1,000円以上ご購入頂いたお客様が対象です。
①、②共に期間は9月1日〜9月30日です。②は準備数が無くなり次第、終了します。