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地方から青山ファーマーズマーケットに出店するには

「青山ファーマーズマーケットの出店って、ハードル高くないですか?何かコネがあったんですか?」
と良く聞かれます。
実は出店するのはそんなに難しくないです。きちんと製品や農作物を作ってきちんと商売をしていて、それを説明できるのであればハードルは高くないですよ!

私たちも、気が付けば青山ファーマーズマーケットへの出店は3年目に突入。
出店回数は60回近くなりました。
東京にマルシェは数あれど、私たちが合うのはファーマーズマーケットだなぁと思っています。名の通り、農家や農作物を中心としたマルシェだからです。恵比寿、赤坂、東京駅などのマルシェを見て、参加してみて、その上で「ここが合ってるなぁ」と。基本的に毎週末土曜日と日曜日の開催で、会場はなんだかお祭り騒ぎみたい。出店者もお客さんも個性的。出ていて楽しいです。

地方から青山ファーマーズマーケットに出店する方法をお伝えします。
今回の記事では出展申し込みから持ち物の準備まで。

出店の目的を考えて申し込む

まずは出店の目的やゴールを考えましょう。
新たに作った物がどれだけ売れるか試したい。
人がたくさんいる場所に出店して売上を作りたい。
製品の告知をしてECサイトへの流入を作りたい。
地方からの出店は交通費がネックになります。だからこそ、何のために出店をするのか。目的やゴールを定めたいところ。まぁ、「楽しそう!」「東京のお祭り気分のイベントに出店したい」でも全然いいとは思います。何事もそうですが、継続しないと結果は出ません。ファーマーズマーケットでも結果を出すには継続できるかが鍵になります。

次に公式サイトをチェック。
https://farmersmarkets.jp/
マーケットのコンセプトを読みましょう。マーケットのコンセプトと自分のコンセプトがどうマッチしているか、考えます。

一読したのち、お問い合わせから、出店登録フォームを送ります。出店ジャンルが複数あるので自分に当てはまる条件のフォームを記入します。フォームには基本情報から商品の説明、こだわりやなぜその商品を取り扱っているのかなど、さまざまな質問があります。ボリュームはありますが、ありのままを入力すれば大丈夫です。ここで考えたことは出店準備をするうえでも大事ですし、お客さんに商品説明をするときにも役立つのでしっかり整理すると後々楽ですよ。出店登録フォームを送ると、しばらくして事務局からメールが届き、出展申し込みができるようになります。

土日の二日間連続で開催しています。どうせ東京に行くなら土日両方出よう!というのもありですし、いやいや宿泊代がきついし体力的に厳しいから土曜日だけで…。というのもありです。

持ち物をそろえる

出店日が決まったら持ち物の準備をします。
テーブルと商品を陳列する傾斜台などの什器はマーケット側が用意してくれます。それ以外のものを準備しましょう。以下、用意した方がいい持ち物です。

・ポップカード
商品説明や値段を書きます。マーケット側が無料でくれますが、自分好みの売り場にするためには買うのがおすすめ。ほかでも使えるよう、消して再度書けるものを選びましょう。
https://www.askul.co.jp/p/U945010/

・ポスカ
ポップを書く用のペン。100均にも売ってます。白以外の色もあったほうがポップがにぎやかになります。修正するために、会場にも持ち込みましょう。
www.amazon.co.jp/dp/B009AM0SCE

・ポップカードホルダー
ポップを掲示するためのもの。スタンド式のもありますが、クリップのほうが色んな所にくっつけられるのでお勧め。商品数に合わせてそろえましょう。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4ZK7MPH

・おつり
用意するおつりは
5,000円札×2
1,000円札×15
500円玉×15~20
100円玉×15~20
50円玉×10
くらいでしょうか。開幕から一万円札で会計されることがあります。それが二回連続…となるとあっという間に札がなくなります。ある程度余裕があった方がいいでしょう。
価格はできるだけキリの良い設定に。主力商品が490円、とかにすると10円玉がいくらあっても足りません。思い切って500円に値上げを。

・コインケース
金庫ではなく、ケースがおすすめ。もし一人で出店するならトイレ行くなどで離席するとき、カバンに入れて持ち歩けるように小さいほうが便利です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B002OB3OPG

・お札入れ
お札が外から丸見えにならないように入れましょう。かつ入れやすく取り出しやすいまち付きのメッシュケースがおすすめ。上述のように持ち運びにも便利。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00I9ZNGEK?th=1

・キャッシュレス決済システム
現金だけでもいけますが、キャッシュレス決済はできた方がいいです。うちはエアペイ使ってます。導入0円キャンペーンなどやってるところもあるので、ぜひ。

・小銭受け皿
金属の物や木製の洒落たものもありますが、ここは実用性重視で。現金受け渡しはすらすら進む方がスマートでオシャレな印象!!
www.amazon.co.jp/dp/B0012R8M6E

・ホット対応の水筒
冬に出店するならあると便利。会場はビルの間。冬の東京の風はまじで冷たい!温かいペットボトル飲み物を買ってもすぐに冷めてしまう。身体の中から温めるために準備したいところ。

・指無し手袋
これも冬なら必要。普通の手袋だと会計など細かい作業するときいちいち脱がなきゃいけない。
www.amazon.co.jp/dp/B09GXKC6QX

・日よけ
マーケット側がテントとテントの間に日よけを張ってくれてますが、角度によっては自分のスペースに日が当たることも。直射日光を商品に当てたくないときはマスト。
www.amazon.co.jp/dp/B007287F06

・ショッピングバッグ
環境配慮のためビニール製のレジ袋ではなく、紙製の物を用意しましょう。マーケットのコンセプトにもかかわるので紙製のものをぜひ。

・作業手袋
貸出の什器はベニヤ板で出来ています。什器によってはささくれだっているものもあるので、組み立てや返却のとき、作業手袋があった方がいいです。
www.amazon.co.jp/dp/B0076I02I4

・冷凍庫、冷蔵庫
販売する製品が要冷蔵や要冷凍の場合、冷蔵庫か冷凍庫が必要になります。電源を借りることになりますが、上記機器は電気を食うので事務局に事前に相談した方がいいでしょう。

あとは、細かく説明しませんがあったほうがいいものを列挙します。
S字フック、麻紐、ハサミ、領収書、ホッカイロ、リップクリーム、のど飴、ボールペン、アルコール除菌ウェットティッシュ、ショップカード、ショップのバックドロップ(ロゴの入った旗)
あたりでしょうか。

ちょっと長くなってしまったので、今日はこの辺で!次回は出店当日の準備~出店~撤収編!